2013年12月13日金曜日

2013青島太平洋マラソン (その2)

青島太平洋マラソンつづきです。

スタートして、運動公園内は例年混雑するのですが、昨年同様、慌てず人の流れに乗って走ってきました。

寒さに強い方ですが、先週の那覇の気候に慣れてしまったため、一番走りやすい気温なのに、なかなかスピードが上がってきません。


パームツリーが特徴の国道220号線に入りましたが、キロ5分10秒くらいのペース。前半できればキロ5分で走りたいところだったのですが、身体が動いていません。


5キロ地点は、26分30秒で通過。昨年の自己ベストの時よりは速いですが、昨年はラスト5キロが24分台と異常に速かったので、自己ベストを狙うには微妙な序盤戦です。


だんだん街の中心部に近づき、応援も増えてきて、徐々にペースアップ。
10キロまでの5キロは、25分32秒で、通過。
このペースを維持すれば、自己ベストが狙えるタイムになってきました。


大淀川を渡ると、橘通り、宮崎市のメインストリートで沿道からの応援が多く、盛り上がる場所です。高揚するのか、毎年、自然とペースが上がるのですが、今回も、キロ5分を切るペースに上がってきました。



宮崎県庁前を通過して、15キロは24分58秒。25分を切ってきました。勝負は後半、これ以上はペースを上げないように気をつけながら、宮崎神宮へと向かいました。


エイドで日向夏、みかんをとって、エネルギー補給をして、大観衆の中、広い通りを走り抜けていきます。


宮崎神宮で折り返して、再び橘通りに入り、キロ5分のペースを維持しています。
宮崎県庁を通過して、20キロ。この5キロは25分6秒で、まずまずのペースです。



その後、大淀川を渡ったところで、中間点。1時間47分55秒。昨年のつくばマラソンのペースより遅いものの、昨年の青島の自己ベストと比べると、3分強速いペース。

昨年のように後半上げられれば、3時間35分切りを狙えそうですが、現実的に考えると、昨年の自己ベスト(3時間38分20秒)を1秒でも、縮められれれば最高かと、結構、冷静に考えながら走っていました。

中間点を過ぎると、急に静かになり、ランナーの足音だけ聞こえます。宮崎はハーフまでは、あっという間に到達して、ここからが勝負どころになってきます。



しかし、橘通りの時と比べると、1キロ毎のタイムが数秒ずつ悪くなってきています。しかし、無理をしてリズムを変えても、まだ残り距離があるので、このペースのまま走っていきます。

25キロまでの5キロは、25分44秒で通過。25分台でなんとか、最後まで維持して走りたいところ。
我慢のしどころです。

周りもペースを上げるランナー、失速して歩き出すランナー、明暗が分かれてきました。
遠くにサンマリンスタジアムが見え、例年は辛いところで、後押ししてくれる追い風が、今年はありません。

30キロまでの5キロは、25分42秒で通過。何とか耐えてペースを維持しております。

頭の中では、どのぐらいのペースでいけば自己ベストが出せる計算しますが、やはりそれほど余裕がないことが分かり、必死に耐えます。

スタート・ゴールのサンマリンスタジアムのある運動公園に戻り、その下り坂を利用してペースを上げます。昨年の再現を目指して勝負をかけます。




32キロ過ぎ (ゴール後撮影)

しかし、どうも昨年のようにペースは上がってきていません。
運動公園内でパンを食べて、ラストに備えます。

海を横目に、歩道・自転車道のトロピカルロードに入りました。
空の青、海の青が綺麗ですが、景色を堪能する余裕がないまま、35キロ地点を通過。



この5キロは、25分36秒。ペースは上がり切りませんでしたが、昨年のつくばの35キロ地点より1分近く上回りました。

しかし、36キロ過ぎから、足が止まってきていることを感じました。

1キロ毎のタイムも5分10秒以上かかってきました。かなり呼吸も苦しくなって、猛追してくる昨年の自分に、必死で逃げようともがきました。

青島の折り返しの前に、日向夏ゼリー と 飫肥天 (おびてん)が置かれているのですが、昨年の自分とは、秒差の勝負になりそうだったので、泣く泣くスルーして、折り返しました。

37キロ 折り返し (レース終了後撮影)

例年は、ここから強烈な向かい風に悩まされるのですが、この日は風がなく救われました。
しかし、昨年の自分はここからが強く、アドバンテージが徐々になくなってきました。

38キロ地点 (レース終了後撮影)
残り4キロ、まだ気が抜けないタイム。キロ5分半ペースは死守しないといけません。

少し早めに走っているランナーにつき、ペースを落とさないように心がけました。

昨年は楽に感じた橋の上り下りも、この日は辛く感じ、もがきながら、40キロ地点に到達しました。
この5キロは26分46秒で、昨年の自分より2分近く悪いタイム。4分以上あったアドバンテージも1分半ちょっと。

残り2.195キロ、背後に昨年の自分の影を感じながら、動かない足を必死に前へ進めました。

最後の給水も素通りして、ゴールを目指します。近くて遠いゴール。ようやくサンマリンスタジアムの外周道路に入りましたが、球場をほぼ1周する道は、トラック1周より長く、なかなかゴールゲートが見えてきません。

それでも、ようやくFINISHの文字が見えて、ラストスパート。

3時間37分32秒 (ネットタイム)

昨年の自分の猛追を48秒差で振り切り、自己ベストを達成しました。



苦しみながら、何とか今年も自己ベストを達成して、相性のいい青太のジンクスは継続して、2週連続フルマラソン、2週目の大会で結果を残しました。

名物、ゴール後のコーラは、記録を出したあとは格別です。



今シーズンは、不調で、自己ベスト出すのは難しいのではと思ったのですが、ハーフマラソン、フルマラソンも1分弱ですが、自己記録を更新することができ、最低限の結果は残せました。

欲をいえば、3時間35分を切れれば、次のレースでは、サブ3.5を狙える状況になったのですが、まだまだ練習不足です。

できれば、宮崎より北の延岡別府大分で走りたいのですが、もうしばらく時間がかかりそうです。

LAP TIME
 0-  5km  26:30 (5:18.0/km) 27:32 (昨年)
 5-10km   25:32 (5:06.4/km) 26:29
10-15km  24:58 (4:59.6/km) 25:35
15-20km  25:06 (5:01.2/km) 25:53
20-25km  25:44 (5:08.8/km) 26:02
25-30km  25:42 (5:08.4/km) 25:42
30-35km  25:36 (5:07.2/km) 25:20
35-40km  26:46 (5:21.2/km) 24:57
40-Goal  11:38 (5:18.0/km) 10:49
        
前半 1:47:55 (5:06.9/km) 1:51:13  (昨年)
後半 1:49:37 (5:11.7/km) 1:47:07

ネットタイム  3時間37分32秒(昨年 3時間38分20秒)

グロスタイム 3時間38分18秒(昨年 3時間39分38秒)


青島太平洋マラソン 全成績
2004年  4時間03分(PB)
2005年 3時間56分(PB)
2007年 3時間59分 (SB)
2008年 3時間53分(PB)
2009年 3時間49分(PB)
2011年 3時間46分 (SB)
2012年 3時間38分(PB)
2013年 3時間37分 (PB)

参加賞:Tシャツ、タオル、ティッシュ、タクシー・入浴割引券、メロンパン、ゼリー



公式HP http://www.aotai.gr.jp/

つづく

0 件のコメント:

Buy me a coffee

マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)