2011年12月16日金曜日

2011青島太平洋マラソン

今年のフルマラソンの締めくくりは、宮崎の青島太平洋マラソンでした。

この大会は、2004年、2005年、2007年、2008年、2009年と出場してきて、昨年は奈良マラソン出場のため1回お休みしましたが、今年で6回目の参加となります。

コースが平坦で気候も暑すぎず寒すぎず、景色・応援もよく、過去5回出場のうち4回自己ベスト達成して、残る1回もサブ4(シーズンベスト)でとても相性の良い大会となっています。


2011年12月10日(土)
お昼の宮崎行きの飛行機は、3分の1ほどはランナーで、ゲストランナーのワイナイナ選手も搭乗していました。

14時半過ぎに宮崎空港に到着して、走友と合流、市内観光をしました。3年前は東国原知事の似顔絵一色の宮崎でしたが、今回は知事も変わって、お土産品も似顔絵商品はかなり減っていました。

南国宮崎とは思えないほど、かなり冷え込んでいましたが、道の駅では思わずマンゴーソフトクリームを食べてしまいました。宮崎の海岸沿いは、松林、パームツリーなど美しく、仕事で疲れた体も癒されます。




夕方、宮崎市内のホテルにチェックインして、大会用の宿泊パックを利用したので、ゼッケン引き換えもそのホテル内で済ませることができました。夕食は、宮崎一の繁華街の橘通で取って、明日のレース前用のスイーツも購入しました。



皆既月食が見られる夜でしたが、明日のレースに備えて、22時には就寝しました。

12月11日(日)

レース当日、5時20分頃起床、ホテルの朝食バイキング(ランナー向けにパスタやバナナもありました。)を多めに食べて、7時前、ツアーバスに乗って会場まで向かいました。3年前は、大渋滞で1時間近くかかったのですが、今回は、裏道?を通って30分ほどで会場のサンマリンスタジアムに到着しました。



スタジアム内のトイレに待たずに入れて、その後走友と合流、昨晩買った大きな「なんじゃこら大福」を食べて、レースに備えました。
http://www.cmp-lab.jp/~hidaka01/hidaka-shop/html/daifuku.html


天気は晴れ、風も上空はかなり吹いていましたが、会場の運動公園内は比較的穏やかで、記録を狙うのには好条件が揃いました。

スタート地点、申告タイム順ですが、2年前よりは後ろの位置でした。フルマラソンの定員も増加してサンマリンスタジアムの外周道路をランナーが囲む形で整列しています。


午前9時、今年最後のフルマラソンがスタートしました。前回は1分もかからずスタートラインを越えることができたのですが、今回は2分近くかかり、スタートラインを過ぎてもしばらく渋滞が続き、思うように前に進みません。

今回は、3時間40分以内を目標に、前半は5㎞26分弱で走る予定でしたが、最初の1キロはネットタイムで6分半かかってしまいました。でもあせらず、ランナーの流れに沿って徐々にペースを上げていきました。運動公園から一般道路に出て混雑が緩和してきました。それでも2キロで12分かかり、すでに、歩いている人を見かけると、ちょっといらっとしてしまい、予定よりペースを上げて走ってしまいました。


5キロは27分9秒で通過、2キロ以降はいいペースになってきました。パームツリーの南国雰囲気漂う道路ですが、気温は低く、3週間前の新東名マラソンとは違って、快適に進んでいきます。


8キロ地点で、ようやく4時間のペースランナーの集団を追い抜き、10キロは25分41秒、ちょっと速いと思いつつ、3時間40分切りを考えるとこのままのペースでいくことにしました。


大淀川を渡ると、宮崎一のメインストリート、橘通り、例年、大観衆で、マイペースを心がけていてもついついペースが上がってきてしまいます。一旦、右折して宮崎県庁を通りに、折り返して、再び橘通りへ、このコースになってから3度目ですが、何度走っても気持ち良いです。

15キロのラップは、25分23秒、またペースが上がりました。エイドでは、金柑や日向夏があり、酸味があって美味しく、良いエネルギー補給になりました。


コースは宮崎神宮のロータリーで折り返して、再び宮崎の中心部に向かいます。左足と太股に多少違和感があるものの、今のところ順調です。


この大会は高校生のボランティアの熱烈の応援があって、ハイタッチをしながら気持ちを高めていきました。(やはり男子校生ではなく、女子校生の方にハイタッチしてしまっている自分がいました。)


20キロのラップは25分20秒、速いペースを維持して、中間点はネットタイムで1時間49分ちょっとで通過、速いペースで走っていましたが、3時間40分を切るには、ちょっと厳しいと感じ始めました。

このコースは、中間点まではあっという間ですが、後半はシーサイドで風との戦いになります。気持ちでは、ここからと思いつつ、ペースが落ち始めているのを感じました。それでも25キロは25分55秒で通過、ここからは気合、福岡国際マラソンの川内選手の走りをイメージしながら、踏ん張ろうとしました。

しかし、30キロは26分30秒、この時点で3時間40分切りをあきらめ、3時間43分30秒の自己ベストに目標を下方修正しました。

頑張ろうとしても、足がなかなか進まず、32キロで一旦、ゴールのある運動公園を通るのですが、前半の元気が完全になくなってしまいました。このあたりから、給水所で立ち止まるようになり、やはり前半オーバーペースだと思いつつ、海沿いのコースを進んで行きました。


35キロは27分48秒、キロ5分半を越えて、自己ベストも厳しくなってきました。青島を見ながらのコースは、景色がよく、ジョギングするには最高の場所ですが、35キロを過ぎた足には厳しい道でした。


残り5キロ26分で走れば自己ベスト出せるのですが、気持ちとは裏腹にペースは落ちる一方です。青島の見える折り返しの手前では、日向夏ゼリーエイドの甘い誘惑に、乗せられてしまい、立ち止まって食べてしまいました(美味しかったですが。。)。この給水では、福岡国際の川内選手のように、頭から水をかけ「行くぞ」と叫びながら、ラストスパートをするイメージを持っていたのですが、全くその元気もなく、後退するばかりでした。


ただ幸いに、例年よりは折り返し後の向かい風は厳しくなく、悪いなりもキロ6分を切って走ることができ、40キロは29分44秒で通過しました。

残り2.195キロは、自己ベストは出ないが、3時間50分以内のセカンドベストは問題なく出せる時間で、モチベーションの維持が難しかったですが、ペースを落としてゴールしたくは、なかったので、懸命に走りました。

サンマリンスタジアムの外周道路は、曲線が続き、いつまでもゴールが見えなく辛いですが、アーチが見えてからスパートして、3時間46分11秒(グロス3時間47分58秒)でゴールしました。


相性の良い大会で自己記録更新を狙っていただけに、自己2番目で、青島での最高タイムではありましたが、悔しい結果でした。

昨年、自己ベストを出した奈良マラソンが100としたら、今回は11月初旬のスランプから回復途上で90ぐらいの調子。それでも、奈良マラソンは高低差のきつい大会で、青島は平坦、走り方次第では自己ベスト更新できると思ったのですが、前半キロ4〜5秒速かったのが命取りになってしまいました。
紙一重の結果ですが、前半の冷静さが足りませんでした。

次回のフルは、東京マラソン。繁忙期なので大変ですが、60回目の完走を自己ベストで達成したいです。

ゴール後すぐは、青島名物のコーラのサービス。この1杯は美味しかったです。


そして、温泉後の地鶏など宮崎名物をつまみに生ビール、最高でした。
日曜の夜、宮崎駅から電車で宮崎空港経由で東京に戻りました。


LAP TIME
 0- 5km 27:09 (5:26/km)
 5-10km 25:41 (5:08/km)
10-15km 25:23 (5:05/km)
15-20km 25:20 (5:04/km)
20-25km 25:55 (5:11/km)
25-30km 26:30 (5:18/km)
30-35km 27:48 (5:34/km)
35-40km 29:44 (5:57/km)
40- Goal 12:41(5:47/km)

ゴール 3時間46分11秒

参加賞:Tシャツ、タクシー/温泉割引、タオル

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)