2017年9月24日日曜日

2017白山白川郷ウルトラマラソン(その1:桐生選手9秒台目撃編)

2017年9月10日(日)白山白川郷ウルトラマラソン 100km (石川・富山)
http://www.r-wellness.com/hakusan-shirakawago/

ベルリンの壁一周マラソン(100マイル・ベルリン)以来1ヶ月ぶりの大会に出場しました。

100kmウルトラマラソンの場合は、早朝から夜まで走るので、2泊3日コースが定番ですが、白山白川郷ウルトラマラソンは、今年からコースが変更となり、フィニッシュ地点が金沢から近い白山市松任ということで、その日のうちに最終の新幹線で東京に帰ることも可能になりました。

さらに、金沢駅から大会当日(深夜0時)出発のバス(受付・ゼッケン引き換え代行付き)のオフィシャルツアーがあり、今回は、0泊2日の強行スケジュールで参加することとなりました。
https://conv.toptour.co.jp/2017/hsu2017/tour.html


2017年9月9日(土)早朝

この日は、日本インカレ陸上 男子100m決勝が福井で行われるので、あわよくば、9秒台を目撃したい、そんな気持ちもありまして、金沢までは、往復切符ではなく、一周切符を購入しました。
(単純に、東京から福井や金沢を往復するよりも、お得です。)
東京~金沢・福井のJR乗車券を安くする方法!往復ではなく一周切符を買おう! 


そんな訳で、新幹線で品川から米原駅に向かいました。


米原から特急しらさぎ号に乗り換えて、福井へ


13時頃に福井駅に到着しました。


15年ぶりの福井市です。


福井駅は電車の本数は結構ありますが、都道府県庁所在地の駅では珍しく自動改札ではありませんでした。



日本学生陸上競技対校選手権は、
来年行われる 福井しあわせ元気国体のプレ大会として招致され、
福井で初めての開催となります。


駅前広場では、藤光謙司さん、飯塚翔太さん、高平慎士さん、土佐礼子さんのトークショーが行われていて、盛り上がっていました。



福井駅から路線バスに乗車して30分ほど、午後2時前に、会場の福井運動公園 陸上競技場に到着しました。


100m決勝1時間半前ですが、すでに、メインスタンドのフィニッシュ地点は満席でした。
100mスタート地点付近は、空席がありなんとか座ることができました。


座席に座ると、スタート地点からフィニッシュ地点へ、強めの追い風が吹いていました。

男子走り幅跳びも、8mを超える好記録が連発していましたが、ほとんどが風速2m以上で、追い風参考記録となっていました。

追い風参考記録になるかもしれないけど、9秒台は見られるかもしれない。そんな期待が出てきました。

そんな中、まず、女子100m決勝では、11秒56(追い風参考 +2.3m) 好記録で中村水月選手が優勝しました。

会場の雰囲気も、9秒台への期待が高まってきました。

しかし、桐生祥秀選手も、多田修平選手も、事前の情報では、万全ではなさそうなので、厳しいかもしれないという気持ちもありました。

そして、午後3時半、男子100m決勝がスタートしました。

いつも通り多田選手が飛び出し、その後、桐生選手が追い抜いてフィニッシュ。
時計は9秒99で止まり、風も+1.8m 公認記録です。

会場がどよめきました。
カメラを持つ手も震えてきました。

一旦タイムが消えて、正式記録を待ちます。果たして正式タイムでも9秒台か、それとも10秒台か。記録を待っている時間が果てしなく長く感じます。

そして、電光掲示板に 9.98  が出ると同時に大歓声がわきました。
桐生選手も走り出して、全身で喜びを表現していました。

期待はしていましたが、まさか、9秒台の瞬間に立ち会えるなんて、興奮が止まりませんでした。

観客席でも、まさか、福井で9秒台が出るなんて。。という地元の人の声も上がり、驚きと喜びで溢れていました。

桐生祥秀9秒98(日本新) 2017日本インカレ陸上男子100m決勝 Yoshihide Kiryu 9.98 https://youtu.be/mS-cD18WdBk 


今年は、ロンドン世界陸上のマラソンを観戦しましたが、
世界陸上 ロンドン滞在記(その2・男女マラソン編) http://bit.ly/2j7oM47

男子100m準決勝・決勝は、ロンドンにいながら、現地で観戦することができませんでした。ロンドンで、サニブラウン選手が9秒台を出していても、おかしくなかったので、日本人初の9秒台を見るチャンスを逃していたかもしれなかった。そのような状況だったので、マラソン遠征のついでに、福井で観戦できて本当にラッキーでした。




競技は続いていましたが、翌日の大会に備えて、早めに会場をあとにしました。


帰りは、福井市内の街並みを歩いて駅まで戻りました。



福井駅からは、普通列車で、1時間半近くかけて金沢駅に向かいました。



北陸新幹線が開通後初、約10年ぶりの金沢です。

福井の駅前は、少し寂しかったですが、
金沢は夜も、駅前は賑わっていました。






バスの発車時間までは、駅前にある温泉・スパで、汗を流しました。


そして、金沢に来ているので、駅前で、お寿司もいただきました。


金沢おでんの車麩も食べました。


そして、深夜0時前、金沢駅からツアーバスに乗りました。


途中、車はテルメ金沢に立ち寄り、希望者は温泉に入り、それ以外の人は、車内で眠ります。


先ほど、温泉に入ったので、ここでしっかり睡眠をとろうと思ったのですが、昼間の9秒台の興奮もあり、なかなか眠れません。

その後は、バスは出発して、白川郷に向かいますが、ほとんど眠れずに、午前3時過ぎに会場の寺尾防災グラウンドに到着しました。

バスの中で、ナンバーカードや参加賞のTシャツ、日本酒などを受け取り、スタート会場の更衣室に向かいました。


9月も中旬で日も短くなり、午前4時を過ぎてもまだまだ暗い会場です。


走る格好に準備して、スープや食べ物を頂来ました。



中間点に預ける荷物とフィニッシュ地点で受け取る荷物をトラックに預けて、スタート地点に向かいました。







2年ぶりの100kmウルトラマラソンのスタートが近づいてきました。


その2へつづく

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)