2016年6月11日土曜日

2016奥武蔵ウルトラマラソン 完走記

2016年6月5日(日)奥武蔵ウルトラマラソン(埼玉・78km)

アクアクララ

2007年から8年連続出場してきた真夏のオクム、しかし、2015年は6月開催となり、
実家の第1回信州安曇野ハーフマラソンと重なってしまい出場できました。

今年は、安曇野ハーフとは重なりませんでしたが、土佐の国横断遠足242kmが昨年より1週間遅い開催だっため、人生初の2週連続ウルトラマラソンに挑戦することになりました。

10回完走すれば、グリーンゼッケンの称号が得られるため、少々無理なスケジュールとなってしまいました。

実際、今回の242kmは、かなり疲労困ぱいで、足もむくんで、月曜日、火曜日の段階では、走れる感じはしませんでした。

それでも、睡眠や休養を十分にとって、金曜日の段階でようやく、筋肉痛は収まり、スタートラインには立てそうな状態になりました。

2016年6月4日(土)夕方 西武池袋線で飯能駅へ

飯能は、奥むさし駅伝などもあり、年に複数回訪れていましたが、昨年今大会に出なかったので、2年ぶりです。


東飯能駅近くのホテルにチェックインして、早めに就寝しました。


2016年6月5日(日)大会当日 
午前4時起床、朝食を食べて、午前5時すぎにホテルをチェックアウト

東飯能駅5時19分発の八高線に乗りました。


高麗川駅で乗り換えて、5時35分に毛呂駅に到着しました。


そこから、大会の無料送迎バスに乗って、午前5時50分頃に会場の毛呂山総合公園に到着

雨がしとしとと降ってきました。


昨年参加しなかったので、6月開催になってから初のオクム、今まで真夏の大会の暑いレースだったので、肌寒い天気に少し拍子抜けの感じです。


それでも、今回は242km走った後で、筋肉痛はなくなったものの、内臓疲労などどれだけ残っているか、予想がつかなかったため、暑くなったら、かなり完走は厳しいと思っていたので、恵みの天気になりました。


体育館で準備をして、雨が弱まってきたところで、スタートラインに立ちました。


2年ぶりですが、和やかなスタートの雰囲気は変わっていませんでした。


午前7時、自身9回目の奥武蔵ウルトラマラソンがスタートしました。


コースは、毛呂山町内アップダウンのある山間を周回する序盤と、奥武蔵グリーンロードを上る中盤と、奥武蔵グリーンロードを下る終盤の3つのパートに大きく分かれます。

真夏の時は、日陰が少ない序盤は、ペースを抑えて走り、日陰がある奥武蔵グリーンロードの上りの途中からペースを上げて、折り返してからの下りで一気にペースアップしてゴールを目指すという、後半型のペース配分が、自分の中では、定石と考えて走っていました。


しかし、今回は、気温も低く、体調もどうなるか分からない中で、前半しっかり頑張って、中盤ゆっくり、終盤は足に負担がかからない程度に頑張る。先行逃げ切りの前半型で走ることにしました。

もし、それで、前半しっかり走れないようだったら、無理せず棄権することも頭の中で、考えていました。


真夏だったら、スタート直後に大量に汗が出る記憶があったのですが、この日は涼しく、快調なペースで走っていきます。


3回通る鎌北湖の最初のエイドも飲み物を取らずに進んでいきます。


険しい上り坂で、渋滞ができて、歩くところもありましたが、明らかに過去の大会よりも早いペースで走れています。



5kmは、36分13秒(スタートロス含む)、78kmのコース変更になってからは最も速いペースです。


5km過ぎで雨は完全にやみ、条件がさらに良くなってきました。


真夏の時と違って、全体的に周りのランナーも速いペースで進んでいます。


真夏の大会の苦しいイメージが身につているので、走れているのが不思議な感じがしてしまいます。


5kmから10kmも31分台で通過で、順調に進んでいます。


今までは、歩いていた上り坂も、今回は走れています。


途中のエイドも、今までだったら、氷をもらったり、水をかけてもらったりしていましたが、今のところは、その必要はありませんでした。


坂がきつい15kmまでの5kmも34分台でカバーして、2012年から78kmになったこのコースでは過去最速で、もしかしたら、9時間切れるかもしれないと、淡い期待まで持ち始めます。


徐々に日差しが出てきて、気温が上昇してきました。


20kmまでの5kmは、30分台で走ることができ、とりあえず、今日は最低限、完走できそうだと感じました。


ゴルフ場のある険しい坂も、歩くことなく走れました。
この辺りから、暑さが気になり始めましたが、鎌北湖まではあとわずか、奥武蔵グリーンラインからは日陰の道となり、暑さはしのげます。


22.5kmの鎌北湖のエイドに無事到達。真夏の時は、ここでバテている人、棄権を決める人など多数いたのですが、この日はほとんどおらず、皆、順調に走っています。




ここからは、49.2kmまでは、上り基調の道、特に序盤は険しい上り坂が続きます。


坂がきついところは、無理せず歩くことにしました。


豊富なエイドで有名なこの大会、今大会も飲み物、果物、野菜、麺類、ご飯類豊富です。


応援も、楽しいものが多く、励みになります。



27.8kmのユカデエイドでは、焼き鳥とビール(ノンアルコール)のエイドも新しく出来ていて、美味しくいただきました。





30kmは、3時間39分で通過。上りは歩いても、完走できる安全圏に入り、気持ちがかなり楽になりました。


ここからは、途中のエイドを楽しみに、上り坂でもなるべく走るように心がけました。



景色を楽しみつつ、着実に歩を進めていきます。




顔振エイドあたりで、体も熱くなりはじめ、水をかぶり、クールダウンしました。



折り返しの水着のお姉さんが有名な大会ですが、途中でも、水着のお姉さんが応援していました。


2年ぶりの参加ですが、変わってない。そう実感しながら、進んでいきます。


35kmは、4時間20分。2年前より速いペースで進んでいるので、気持ちに余裕を持ちながら、走れています。


この辺りで、トップランナーとすれ違いました。


トップ選手はこの山のコースで5時間半ぐらいで走ってしまうので、驚くばかりです。



織姫岩、見晴台を過ぎて、これからが頑張りどころ。



38.7kmの高山ASでほぼ半分が終わりました。
242kmを走った後なので、もう半分かと、78kmの大会でも、短く感じました。
(2週連続出場のメリット?)



今年初めてのスイカをいただいて、先を目指します。


40kmは、5時間6分で通過。9時間半切りを狙えるペースで維持しています。


ここからは、坂が緩くなり、上り坂でもかなり走れるコースになってきます。




ただし、この日は、下り坂は思うように走れておらず、上り坂でランナーを抜いて、下り坂で同じランナーに抜かれる、それを繰り返していました。



関門閉鎖のある45.2kmの刈場坂ASを通過。
14時の制限時間より1時間10分以上速く通過して、これで、よほどのことがない限り、完走は大丈夫そうです。



この辺りからは、折り返してきたランナーとエールを交換しながら、走っていきます。


47.6kmの大野ASでは、ハワイアンの雰囲気。どこのASも、ランニングサークルなどの団体ボランティアでの運営で、趣向を凝らしています。



前半頑張った分、この辺りからペースは鈍くなりましたが、49.2kmの折り返し丸山ASで無事到着しました。


水着のお姉さんとかき氷が名物のこのエイド。


今回は、あまり暑くなかったのでかき氷は頂かず、水着のお姉さんと写真撮影をして、飲み物、果物を食べて、いつもより短い滞在時間で、復路に向かいました。



50km:6時間26分で通過。
例年、ここからスパートをしているので、キロ6分で頑張れば、9時間半切りも可能だと頭の中をよぎりましたが、

242kmを走った後、足も持つか心配だったので、完走することを最優先に、復路は安全運転。無理せず走ることにしました。


仮装が多いのも、奥武蔵の特徴。真夏だと大変ですが、これぐらいの天気であれば、大丈夫そうです。



復路の下り坂は、例年は一気に下って、ごぼう抜きをするところですが、この日は下り坂はどうしても、242kmを走った後、下りで足を酷使し過ぎると、足が折れてしまうのではないか、そういった恐怖心もあって、思うようなペースで下れていません。


下り坂でランナーに抜かれて、上り坂で追い抜く、水戸黄門さんと何度も抜きつ、抜かれつの状況で、少し気恥ずかしかったです。



後半の下りは、徐々に日差しが出て、暑くなってきて、水をかぶる回数も増えてきました。




60kmは、7時間34分で通過。この5kmは、34分。
下に入って、例年より5kmで2分ほど遅いペースになりましたが、前半の貯金もあり、10時間を切ることは問題なさそうです。



下り坂がきつく、上り坂で挽回。いつもとは、逆パターンが続きます。
例年だったら、ランナーとの間隔が空くところですが、この日は、前後にランナーがいっぱいです。順位的に中間ぐらいでボリュームゾーンのようです。



エイドのそばやそうめんなど、食べ物の補給をしっかりして、ガス欠だけ気をつけて、楽なペースで走っていきます。


下り坂でペースは上げられませんが、足自体に大きな問題はなく、最後まで持ちそうです。



70km通過。8時間45分。10時間以内は問題なさそうです。


そんなこともあり、エイドでノンアルコールビールをいただき、ラストを頑張ります。



ここからは、上りも下りも急になります。上り坂で順位を上げて、下り坂で順位を下げる。最後まで同じような展開が続きます。


73.3kmの清流ASでお汁粉を頂くと、残りは下り坂のみ、いつもであれば、ここからかなりの勢いで下るのですが、この日は恐る恐る下って、安全運転。


それでも、距離が78kmに伸びて以降の自己ベストは出そうです。


75kmを過ぎて、3度目の鎌北湖に到着。


初夏の心地よい天気の中、ゴールを目指します。


緩い下り坂、ランナーに抜かれることが多かったですが、無理せず、運動公園を目指しました。



そして、9時間46分39秒。78kmになってからは、過去最速タイムでフィニッシュしました。


タイムは良かったですが、順位としては2年前走った時より下がりました。
それだけ、この日は走りやすかったと思います。

そして、242kmの後で、完走は難しいと思っていたので、天気にも助けられ、無事、まずまずのタイムで完走することができました。


美味しいビールを飲むことができました。


余裕を持って走ったと思ったのですが、ゴール後は、体育館内でかなり、ぐったりしていました。(やはり疲れていたと思います。)


思ったより早い時間にゴールできたので、明るいうちに、会場を後にすることができました。


2年ぶりに参加、真夏から初夏になって、初めての参加でしたが、相変わらず、良い大会の雰囲気で、楽しむことができました。

これで、奥武蔵ウルトラマラソン9回完走で、グリーンゼッケンに大手がかかりました。


LAP TIME
     2016年 2014年 2013年 (2012年)  
  0-  5km 36:13 37:10 36:46  (38:47)  
  5-10km 31:05 36:31 32:16  (33:29)  
10-15km 34:14 40:47 38:50  (39:25)
15-20km 30:18 35:35 32:45  (34:33)
20-25km 42:03 50:57 45:50  (46:42)
25-30km 45:15 50:51 45:18  (45:08)
30-35km 41:30 51:12 43:18  (46:21)
35-40km 45:42 46:59 49:19  (47:41)
40-45km 39:14 38:43 38:10  (40:36)
45-50km 40:27 41:36 41:17  (45:11)
50-55km 33:31 29:33 30:40  (30:45)
55-60km 34:29 31:41 32:19  (31:45)
60-65km 33:31 32:33 34:30  (32:03)
65-70km 38:11 34:18 34:03  (31:09)
70-75km 38:16 36:40 34:24  (35:05)
75-78km 22:40 21:53 20:42  (19:45)

Split Time
    2016年 2014年 2013年 2012年
  5km 0:36:13 0:37:10 0:36:46 0:38:47
10km 1:07:18 1:13:41 1:09:02 1:12:16
15km 1:41:32 1:54:28 1:47:52 1:51:41
20km 2:11:50 2:30:03 2:20:37 2:26:14
25km 2:53:53 3:21:00 3:06:27 3:12:56
30km 3:39:08 4:11:51 3:51:45 3:58:04
35km 4:20:38 5:03:03 4:35:03 4:44:25
40km 5:06:20 5:50:02 5:24:22 5:32:06
45km 5:45:34 6:28:45 6:02:32 6:12:42
50km 6:26:01 7:10:21 6:43:49 6:57:53
55km 6:59:32 7:39:54 7:14:29 7:28:38
60km 7:34:01 8:11:35 7:46:48 8:00:23
65km 8:07:32 8:44:08 8:21:18 8:32:26
70km 8:45:43 9:18:26 8:55:21 9:03:35
75km 9:23:59 9:55:06 9:29:45 9:38:40
78km 9:46:39 10:16:59 9:50:27 9:58:25



参加賞:Tシャツ、ゼリー
ホームページ
http://sportsaid-japan.org/NEW/index.html

エイド
  2.1km 鎌北湖
  5.1km 阿諏訪
  8.8km 滝ノ入
13.8km 桂木
17.8km 滝ノ入
22.5km 鎌北湖
25.1km 清流
27.8km ユガテ
30.8km 黒山
34.2km 顔振
36.6km 見晴台
38.7km 高山
41.8km 飯盛
45.2km 刈場坂
47.6km 大野
49.2km 丸山
50.8km 大野
53.2km 刈場坂
56.6km 飯盛
59.7km 高山
61.8km 見晴台
64.2km 顔振
67.6km 黒山
70.6km ユガテ
73.3km 清流
75.9km 鎌北湖
78.0km ゴール

2016奥武蔵ウルトラマラソン スタートからフィニッシュまでダイジェスト https://youtu.be/EwHQhHDhJW4


過去8回の出場記録

【2007年】 1回目10時間11分 (75km) 猛暑 午後から雷雨
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2007/08/2007.html

【2008年】2回目 9時間46分  (77km) 曇りがち 気温も低め
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2008/08/2008.html

【2009年】3回目 8時間57分  (77km) 雨 寒め
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2009/08/2009.html

【2010年】4回目 9時間46分 (77km) 猛暑
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2010/08/17.html

【2011年】5回目 9時間57分  (77km) じめっとした暑さ 
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2011/08/2011.html

【2012年】6回目 9時間58分 (78km) からっとした暑さ
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2012/08/2012.html

【2013年】7回目 9時間50分 (78km) ほどほどの暑さ
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2013/07/2013_30.html

【2014年】8回目 10時間16分 (78km) 酷暑 午後から雷雨
完走記 http://marathon-world.blogspot.jp/2014/07/2014_96.html


2016奥武蔵ウルトラマラソン 結果 完走率 http://bit.ly/1UpVFiK

アクアクララ

完走率
2007年 93.3% (男94.0% 女90.8%)
2008年 90.6% (男91.3% 女87.6%)
2009年 95.3% (男95.4% 女95.2%)
2010年 81.9% (男81.8% 女82.1%)
2011年 85.5% (男85.3% 女86.0%)
2012年 79.1% (男79.8% 女76.6%)
2013年 92.1% (男92.0% 女92.5%)
2014年 72.8% (男72.3% 女74.7%)
2015年 95.6% (男95.6% 女95.7%) 6月開催に
2016年 92.5% (男92.6% 女92.3%) 

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)