2014年3月7日金曜日

2014静岡マラソン (その2)

2014年3月2日(日)

静岡マラソンつづきです。

静岡マラソンのコースは、静岡駅近くの静岡市役所前をスタートして、序盤はその周辺を走り、10キロで一度スタート地点に戻ってからは、南下して海へ、そして海沿いの道を清水方面に向かい、清水駅前をゴールする42.195キロです。

交通渋滞への配慮、記録の出やすいコース、駅からアクセスのしやすさ等、色々苦心して、ようやく42.195キロのコースを作りあげたなと、コースレイアウトを見るとそう感じます。


3週前の北九州マラソン以来、まともな練習はできていないので、今回の目標は北九州マラソンよりは速いタイム(3時間49分)、悪くてもサブ4で走ることにしました。

スタートすると雨が弱まり、風もなく走りやすいコンディションになっていました。

前方でスタートしたこともあり、心配された混雑はなく、
2度の折り返しの後、最初の5キロを通過。
25分57秒、北九州の時よりも速く予定通りのタイムです。


朝早く、雨の中でしたが、沿道から多くの声援を受けて、序盤は進みます。


再び、駿府城の周回道路に入って、一段と応援が増えてきました。



1周したところで、10キロ地点を通過。
この5キロも25分56秒。あっという間に10キロまで到達した感じで、ここまでは順調です。


コースは駿府城は離れ、長い直線コースに入りました。
静岡駅のそばで、大きな通り、広い道は、気持ちよいです。


雨もやみましたが、また降り出しそうな空模様だったため、ビニールの雨合羽を着たまま走り続けました。

途中、ビルの上に、赤い車が乗っているのが、とても気になりましたが、
そのまま進みます。

安倍川橋を渡り、しばらく安倍川沿いに海に向かいます。


このあたりから、風が強く吹き始め、この後、清水方面に向かう海沿いの道は、追い風か向かい風が気になり始めます。薄々、向かい風になりそうだと感じ、ブルーになりますが、とりあえず15キロ地点を通過。この5キロは26分29秒でペースが落ちてきました。




市内中心部を離れて、徐々に海が近づき、風が強くなってきました。
再び安倍川を渡り、コースはいよいよ清水に向かう駿河湾沿いの国道150号線、やはり向かい風になっていました。


さらに、ガス欠になる手前の空腹感が出てきました。
普段はホテルの朝食バイキングで十分食べてから走るのですが、今回はコンビニでの朝食で、十分でなかったようです。

それでも20キロまでの5キロは、25分49秒とペースは上がっていました。
身体が軽くなった分、速くなった感じですが、何か食べ物を取らないともたないと感じました。

幸い、中間点手前に給食があり、饅頭、バナナ1本をしっかり食べることができました。


中間点は1時間50分30秒で通過。北九州マラソンに比べると1分ほど速いですが、このあと10キロ以上続く海沿いの道は、まともな向かい風になっていたので、後半はあまり記録を気にせず、しっかり走り切ることを心がけるようにしました。


本来であれば、青い海、そして前方には雪化粧した富士山が見えて、南からの追い風に乗って走れる静岡マラソンのハイライトとなる道が、とても厳しいいばらの道となってしまいました。


おまけに雨も再び降りはじめ、時折、みぞれ交じりで、向かい風で体感温度も下がってきます。

歩いたら低体温症になるのではないかと思い、とにかく失速はしないよう自分のペースで進むようにしました。

そんな中、沿道でいちごを配っている人がいて、一粒、頂き、甘みと酸味で生き返る感じがして、踏ん張ることができました。



25キロ地点までの5キロは28分23秒で通過。
給食でのロスタイムと向かい風で、ペースダウンしまいましたが、もうキロ6分を切っていれば上出来と思うようにしました。


向かい風、時折突風が吹く直線道路も、後半に入り、折り返してくるランナーとすれ違うようになりました。




一旦、29キロあたりで、折り返し、ようやく追い風で、体感温度も上がり、一息つくことができました。
30キロ地点は、28分26秒で通過。とりあえず、遅いですが、キロ6分を切るペースは維持しています。


再びの折り返しで、また向かい風に。
もう我慢、忍耐あるのみです。

給食では、いちごエイドがあり、食べて、再び、元気を取り戻しました。


長かった海沿い道路もようやく終わり、清水市街地方面へとコースは向かいます。

私設エイドでジュースを頂き、


しばらくすると、35キロ地点を通過。
この5キロは29分16秒。あまり失速せずにすみました。


海を離れると、風はほとんどなくなり、コースは多少アップダウンがあるものの走りやすくなってきました。

普段なら、失速するランナーが目立つ35キロ以降ですが、今回は35キロまでにかなり苦労したこともあり、ここからペースを上げるランナーが多かったです。


ただ、その流れに自分は乗れず、練習不足で、身体は余裕があっても、足がついてこないので、ストライドが伸びず、ペースはあがってきません。

40キロ地点は、3時間40分弱で通過。この5キロは29分27秒で、遅いペースで安定してしまいました。

正午の鐘がなり、今まで午前だったのかとしみじみ?感じつつ、中心部で応援が増えてきた清水の市街地を走ります。



3時間50分は厳しいが、4時間は余裕で切れるという状況で、スパートをするモチベーションが上がりませんでしたが、


後半も遅いなりに大失速はせずに持ちこたえて、3時間53分台でゴールしました。


かなり安全運転の走りで、北九州マラソンのタイムは越えられませんでしたが、悪条件の中で、サブ4で走れたので、最低限の走りはできたと思います。



ゴール後は、完走メダル、バスタオル、みかん、水と頂きました。

(アイドルグループGEMの方が水を配っていました。記事



その後、手荷物返却所は、私はすぐに荷物を受け取ることができたのですが、ゼッケン番号によって大混雑していたところもありました。


駅前の文化会館で着替えて、完走証を受け取り、出店に向かいました。



まぐろ汁の無料サービスは、長蛇の列ができていたので断念して、
静岡ご当地グルメ
静岡おでん と 清水もつカレー を 頂きました。







それから、ホテルに預けていた荷物を取りに行き、再び、ゴール地点に戻ったら、ちょうど制限時間の5時間30分をむかえるところでした。



5時間30分を過ぎると、フィニッシュゲートは封鎖されて、ランナーは歩道を通過することとなります。悲喜こもごもです。

2014静岡マラソン フィニッシュ地点 (関門閉鎖)

清水駅は、切符を買う列が数百メートル続いて大混雑していましたが、私は青春18きっぷで、静岡駅とは逆方向の列車のため、あまり混雑なく、帰ることができました。
(TOICA,SUICA といったICカードを持っていない人が多いことを実感しました。)


手荷物返却や駅の混雑はありましたが、第1回静岡マラソンは悪天候の中、応援も多くよかったと思います。

過去の天気を見てみたら、この時期、8割は追い風の南風が吹くのですが、この日は北東の風が吹いて、ランナーを苦しめられました。来年は確率的に富士山が見えて追い風で走れるのではないかと思います。



手荷物返却も、ゼッケン(持ちタイム)順ではなく、ランダムで分散させれば、混雑緩和できますし、駅の混雑も、バス会社さん、旅行会社さんが静岡や浜松、伊豆方面にリムジンバスを出したり、清水駅での催しを増やして、清水での滞在時間を伸びれば、混雑が分散されると思いますので、第2回以降は、第1回の経験を踏まえて、改善されていくのではないかと思います。

LAP TIME
 0- 5km 25:57 (5:11.4/km)
 5-10km 25:56 (5:11.2/km)
10-15km 26:29 (5:17.8/km)
15-20km 25:49 (5:09.8/km)
20-25km 28:23 (5:40.6/km)
25-30km 28:26 (5:41.2/km)
30-35km 29:16 (5:51.2/km)
35-40km 29:27 (5:53.4/km)
40-Goal 13:19 (6:04.0/km)

前半 1:50:30  (5:14.3/km)
後半 2:02:32  (5:48.5/km)

グロスタイム 3:53:26
ネットタイム 3:53:02 (5:31.4/km)

参加賞・完走賞 :Tシャツ、バスタオル、水、みかん、ファイテン製品、反射材、完走メダル

北九州マラソン(左)と静岡マラソン(右)の完走メダル
(おまけ)静岡マラソンと奈良マラソン、富士山と鹿ですが、ロゴが似ています。


静岡マラソン スタート/ゴール ダイジェスト(動画)

静岡マラソン http://www.shizuoka-marathon.com/

男子
1 伊藤 太賀 (スズキ浜松AC 2:17:22
2 福井  誠 (富士通) 2:18:29
3 坪内 武史 (スズキ浜松AC) 2:20:04
4 板垣 辰矢 (自衛隊体育学校) 2:22:28
5 川崎 健太 (スズキ浜松AC) 2:24:56
6 大滝 健司 (RONNING TEAM GAZELLE) 2:27:00
7 松田 憲彦 (法政大学) 2:28:20
8 渡邉 克則 (コモディイイダ) 2:32:06
9 園田 英義 (TPAC) 2:32:42
10 山内 英昭 (静岡陸協) 2:33:07

女子
1 河合さおり (Honda-RC) 2:48:15
2 土屋 直子 (静岡陸協)  2:48:32
3 片山 志保 (旭川走友会) 2:56:18
4 大石由美子 (静岡陸協)  2:58:02
5 小長井祐美子 (藤枝AC) 2:58:32

増田 明美
Start  0:00:26
5km 0:31:59 (31:33
10km 1:02:47 (30:48)
15km 1:34:01 (31:14)
20km 2:05:13 (31:12)
25km 2:37:11 (31:58)
30km 3:10:27 (33:16)
35km 3:47:02 (36:35)
40km 4:24:32 (37:30)
Finish 4:37:36 (13:04)

前半 2:12:48
後半 2:24:48

勝俣 州和
Start  0:00:19
5km  0:32:00 (31:41)
10km 1:03:32 (31:32)
15km 1:35:03 (31:31)
20km 2:05:20 (30:17)
25km 2:37:39 (32:19)
30km 3:11:49 (34:10)
35km 3:44:17 (32:28)
40km 4:17:10 (32:53)
Finish 4:31:05 (13:55)

前半 2:12:30
後半 2:18:35

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

静岡マラソン主催の静岡あさひテレビは最悪の主催者だ。
参加者として走っているランナーのみんなは知らないだろう。

・地元民の許可も取らずに勝手に開催日決定。説明会も2度しか開かず、反対意見が出ているのに強硬開催。
・市長を上手くたぶらかして、テレビの力を使って勝手に開催決定宣言をさせた。
・地元農業、観光業の最盛期の日曜日に道路を封鎖。結果沿道の農家は毎年丸一日開店休業。
・他人の商売邪魔しても、「ありがとう」の一言も言わない。
・ランナーが捨てた給水カップも、かたずけ無い。
・収支決算も公表しない。なにしろ自分達が儲けるだけの為の濡れてに粟の商売だから、他人に見せられる訳がない。
高い参加費集めて、スポンサーから金集めて、ボランティアこき使って、地元観光業、農業を無理やり休業させて、ゼニ集めしてるだけのインチキマラソン大会

Tomoyuki Maruyama さんのコメント...

コメントありがとうございます。

地元の方の協力なくしては、マラソン大会は成立いたしません。
ランナーとしては、マナーに関しては問題あると感じており、改めるべきだと感じております。

静岡マラソン第1回大会の事業規模は2億4,233万円で、参加料収入と協賛金収入だけでは、運営できません。
したがって静岡市からの4000万円の補助金が出ています。
(静岡市議会議事録ご参照 http://bit.ly/1VUuKRN )

他の大会もそうですが、都市型の市民マラソンの開催自体で、テレビ局は儲かりません。(儲けていたら市から補助金が出ません)

その代わり、地元のホテル・飲食店、商店、交通業者、警備・リース業などを中心に、マラソン関連の事業で利益が出ます。また、地元の特産品のPRにもなるので、農家の方にも、利益が出ます。
また、地元の方がマラソン大会に参加することで、健康になることで医療費削減の効果も将来的には期待できます。

一方で、ご指摘の通り、長時間 交通封鎖をするため、市民の方の生活に支障をきたします。
(静岡マラソンの場合、スタート時間を早め、制限時間を5時間半と、通常の大会より短くしていますが)

以上のような状況を踏まえて、地元の方が、大会の継続を望まないという声が大きければ、止めるべきだと思いますし、賛成意見が多ければ、続けるべきだと思っています。

Buy me a coffee

マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)