2016年11月4日金曜日

2016水戸黄門漫遊マラソン

2016年10月30日(日)第1回水戸黄門漫遊マラソン(茨城・フルマラソン)
http://www.mitokomon-manyu-marathon.com/

3月鹿児島、6月函館、今年から新たに始まったフルマラソンに参戦してきましたが、その最後、水戸を走ってきました。

朝、5時前に家を出て、電車に乗ります。新宿、上野は、これから出かけるランナーの群れと、これから帰るハロウィンの仮装の若者の群れと、対照的な光景が見られました。


上野からは、マラソンランナー向けに、臨時特急、臨時急行が増発されていて、6時10分発の臨時の特急ときわに乗り込みました。


常磐線の特急といえば、フレッシュひたち と スーパーひたち が馴染み深かったので、「ときわ」(旧フレッシュひたち)という名称が慣れません。チケットレス特急券、全車指定席(予約がない席は、座席未指定券で乗車可)と乗車方式も変わり、ちょっと戸惑いました。
(モバイルSuica、えきねっとチケットレスサービスを使えば、券売機に並ばず、紙の乗車券なく乗れるので便利にはなりました。)


午前7時40分前に、水戸駅に到着。
勝田マラソンや日立さくらロードレースで水戸駅は通過しているのですが、水戸に降りるのは、仕事で茨城県庁を訪れた以来、14〜15年ぶりです。

駅の改札口付近は、ランナーであふれていました。

すぐに、会場のある北口とは反対の南口に出て、空いていそうなトイレ探しをして、無事、トレイを発見して、待ち時間ほとんどなく利用することができました。


その後、荷物預かり所のある三の丸小学校まで歩きました。


水戸の駅からすぐですが、かなり急な坂を登ったところにあり、ゴール付近は上り坂がかなりきついのではないかということが、この時点で想像できました。


荷物を預けて、フィニッシュ地点の三の丸庁舎を確認して、スタート地点に移動しました。




 1万人以上のランナーが、水戸市のメインストリートに集まり、壮観です。



午前9時、曇り、風もなく好コンディションの中、第1回大会がスタートしました。


先週のハーフマラソンの成績から、今日は無理せず、サブ4は最初から諦めて、キロ6分ペースで走ることを目標にしました。


駅前、多くの人が沿道から声援をしてくれています。テンションが上がってスピードを出しすぎないように気をつけながら走っていきます。


仮装もハロウィンにちなんだものや、水戸黄門様が走っていました。




 コースは緩やかに下った後、常磐線を超えて、偕楽園に。水戸らしい風景が続きます。
 沿道からは、多くの声援、そして、早くも私設エイドも登場して、飲み物や、チョコ、飴などを提供してくれています。



5km地点は29分17秒、ほぼ予定通りのタイムで通過しました。


想像以上に、沿道からの声援が多く、
コース上のお店や会社の人も応援に出て、水戸にフルマラソンの大会ができたことを市民の方が歓迎していることが伺えます。



茨城県庁の高い建物が見え始めて、先頭集団とすれ違います。


この辺りは、フラットで広い道、気持ちよく走っていきます。



 茨城県庁を通過して、しばらくすると、折り返し。
車線も沿道もランナーで埋め尽くされた道、今度は、県庁を右に見ながら走っていきます。




 あっという間に、10km地点を通過。この5kmは、28分台。少しペースが上がりました。

ここまでは、都市型マラソン、ここからは、事前に見たコースの印象では、単調で寂しいかなと思ったのですが、実際、走ったら違っていました。


まだまだ、沿道の声援が多く、太鼓など音楽もところどころで流れてきます。



地元のお年寄り、子供達も、声援を送ってくれています。






サッカーJ2水戸ホーリーホックのホームスタジアム・ケーズデンキスタジアムを通過。
サッカーファンが応援を送ってくれています。




ここまでは、順調にキロ6分ペースを守って、3分の1まで来ました。



15kmまでの5kmは、29分。別海町パイロットマラソンの時よりは、調子が良さそうです。



エイドで、乾燥梅を食べて、後半に備えます。



 この日は、ハロウィン 魔女の格好をした子供たちの応援が多かったのですが、


女の子二人組が「完走できますように。完走できなきゃ、魔法をかけちゃうぞ。」と叫んでいたのが、とても可愛かったです。


常磐道を超えて、しばらく静かな道が続いた後、20km地点を通過。
この5km 29分57秒。余裕はまだありましたが、ペースが落ちて来ました。




ここから数キロは、折り返して来たランナーとすれ違いながら進んでいきます。



ショッピングモール、常磐線特急を見ながら、跨線橋のアップダウン。
余裕度があまりないのか、ペースが落ちている感じがしました。


折り返して、中間点を通過。2時間3分。
とりあえず、あまりペースを落とさず、このままゴールを目指したいところです。


多少疲れが見えて、ペースは落ちつつも余裕を持って、後半走っていましたが、
アクシデントが発生してしまいました。


25km手前のエイドで、水を飲むのに失敗、気管に水が入ってしまい、呼吸困難になってしまいました。息を吸えない。呼吸できない。このような状況で、キロ6分のペースは維持できなくなりました。



25kmまでの5kmは31分台、その後は、苦しくて、立ち止まって、呼吸を整えて、走り出す。また苦しくなって、立ち止まるを繰り返しました。


呼吸は徐々に良くなって来ましたが、完全に走りのリズムを失ってしまいました。



30kmまでの5kmは、35分近くかかってしまいました。


そんな中でも、多くの方の声援、多数の私設エイドがあり、栄養補給をして、元気も頂きました。




コースは再び、水戸の偕楽園が近づいて来ました。


緩やかな坂を上って、下ると、偕楽園、千波湖の周回コースに入りました。



この日は風もなく、路面も柔らかく、走りやすいコースですが、一度アクシデントがあった後は、ペースを取り戻すことはできませんでした。



公園内、水戸黄門、助さん、格さんや太鼓などの応援があり、気持ちを奮わせて進んでいきます。



水戸名物のエイドで、梅やクラッカーなど食べて、偕楽園から千波湖一周へ




とにかく呼吸が辛い、そういえば、別海町の時も同じような症状だったので、心肺機能が好調時よりも弱くなってきているのが最近の不調の原因だと感じました。


呼吸が楽になれば、もっと走れるのに、もどかしい気持ちで、湖を一周しました。


35kmまでの5kmは、36分かかって、その後も、途中立ち止まりながら、呼吸を整えつつ走っていきます。


約5km続いた千波湖の道に別れを告げて、ラスト5km、ここからまたアップダウンが続き、最後に激坂が待っています。

そう思うと、なかなかペースを上げられず、ゆっくり走っていきます。



陸橋の上から、千波湖を眺めながら、ラスト4km、4時間半切りも絶望的になりました。



緩やかな上り坂、普段であれば、それほど気にならない道も、辛く感じ、とてももどかしいです。それでも、応援の声で、何とか踏ん張ります。



ラスト3km、梅香トンネルに入りました。幻想的な光の中、トンネルの中にも応援団がいて、励まされながら進んでいきます。


40kmまでの5kmは、39分近くかかりました。最後は、水戸をもっと楽しもうと思い、ゆっくり走っていきます。


最後の折り返し地点を通過して、いよいよラストの激坂が待っています。



最後に坂があるフルマラソンは、奈良、福知山、佐倉など、結構ありますが、ここ水戸の坂は、斜度がきつく、今まで走ったフルマラソンの中でも最高級に厳しい坂でした。



応援に励まされながら、何とか歩きを入れつつ、上りきりました。


最後は、三の丸庁舎までの長い直線、ペースは上がりませんが、この大会の雰囲気、応援を感じながら、ゆっくりとゴールしました。




4時間35分、別海町パイロットマラソンよりは15分ほど早くなりましたが、キロ6分ペースで維持できない結果にショックが大きかったです。

2年前は、サブ4で走るのが当たり前だっただけに、
これでフルマラソン99回目の完走でしたが、課題ばかり残る内容でした。



一方、大会の方は、想像以上に応援が多く、コースも都市型、郊外型、湖周回と変化に飛んでいて、(フラットな茨城の他の大会よりはアップダウンがありますが)、想像以上に楽しい大会でした。

茨城県は、勝田、かすみがうら、つくば、古河とフルマラソンの大会があり、マラソンに慣れているというのを感じました。そして、水戸の大会も歓迎されて行われているということも実感できました。



完走メダルは、印籠型。
勝田は、乾燥(完走)いもですが、水戸は、完走(乾燥)梅でした。



レース後は、着替えてから、ゴール広場で、ホルモン鍋を買って、体を温めました。




この日は、水戸でフルマラソン、手賀沼でハーフマラソンと常磐線沿線で2万人以上走って、電車は混雑しましたが、
帰りは、快速電車に乗って、座って、東京に戻る事ができました。



鹿児島、函館、水戸、
それぞれ、地域の特色が出ていて、初めてのマラソン大会でしたが、楽しめました。
今後、地域に根付いた大会になっていくのではないかと思います。

LAP TIME
  0-  5km 29:17 (5:51.4/km)
  5-10km 28:43 (5:44.6/km)
10-15km 29:02 (5:48.4/km)
15-20km 29:57 (5:59.4/km)
20-25km 31:30 (6:18.0/km)
25-30km 34:57 (6:59.4/km)
30-35km 35:59 (7:11.8/km)
35-40km 38:56 (7:47.2/km)
40-Finish 17:07 (7:47.9/km)
  
前半 2:03:42 (5:51.8/km)
後半 2:31:46 (7:11.6/km)
ネットタイム 4:35:28 (6:31.7/km)
グロスタイム 4:37:51 

参加賞・完走賞 Tシャツ、完走メダル、完走(乾燥)梅、スポーツドリンク、栄養ドリンク、ボトルホルダー




2016水戸黄門漫遊マラソン スタートからフィニッシュまで https://youtu.be/e8UQVWMH6sw

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)