2015年11月7日土曜日

2015富山マラソン(その2)

2015年11月1日(日)富山マラソン (フルマラソン)
つづき です。

大会当日の朝、快晴、微風。
記念すべき第1回大会、良い天気になりました。


高岡駅前のホテルの窓から、会場に向かう多くのランナーを見ながら、準備を進めます。


朝7時45分過ぎにホテルをチェックアウト、会場に向かいます。


8時過ぎに会場に到着。取り急ぎ、荷物をトラックに預けます。


高台に上がると、たくさんのランナー、空の青に映えて、壮観です。


仮設トイレは、案の定、長蛇の列だったので、前日に下見した隣りの古城公園内のトイレに行きました。こちらは、ガラガラで待ち時間なく、入ることができました。


そして、スタート地点に向かいます。


心配された寒さ、風はなく絶好の天気の中、午前8時50分にまず車いす10kmの部がスタートして、午前9時にフルマラソンの部がスタートしました。


今回は、2週連続フルマラソンの1レース目、絶不調中ということもあり、あまり無理をせず、あわよくばサブ4で走ることを目標に走ることにしました。


スタートから、子供たちを中心に沿道の声援の音量が、他の大会以上に大きく、気持ちも高揚してきました。


最初は、小刻みに曲がるコースで、やや渋滞気味です。しかし、慌てず流れに任せて走ります。

高岡大仏の横を通過、気づかないランナーも多かったようですが、前日訪れていたので、しっかり撮ることができました。


そして、山町筋の街並みを通過、歴史のある建物で趣があります。







高岡御車山も出ていて、高岡色満載の応援が続きます。






高岡駅前を通過して、新幹線の新高岡駅前方面に向かう道になると、また二重三重の人垣となりました。


このボリュームは、東京マラソン以来かと思うほどの応援を受けて、5km地点を通過。
26分21秒。予定より速いペース。やはり沿道の声援が多いとペースが上がります。



折り返し地点があり、往来するランナーと両サイドでの応援とで、何か凄い事になっています。


沿道の子供達とハイタッチもして、ペースが上がったまま維持しています。




陸橋のアップダウンで、一瞬応援がいなくなるのですが、またすぐに、たくさん沿道から応援を受けます。


昨夜の高岡市内の商店街は静かでしたので、こんなにたくさんの人がマラソンの応援に出ているのは驚きでした。高岡中の人、皆、応援に出ているのではないかと思うほどでした。



コースは、立山連峰を望む、庄川沿いに入り、長閑な風景に変わりました。


さすがに、この地点は応援が少なくなりましたが、それでもいます。
10km地点までの5kmは、26分28秒。やはり、今の調子では速いペースで、少しペースを落とすことにしました。


それにしても、あっという間に4分の1が過ぎた感じです。


コースは、射水市に入りました。射水郡4町村と新湊市が合併してできた人口9万人の都市なので、富山市、高岡市と比べると小さな街です。



万葉線の踏切を渡り、庄川に架かる橋を渡ると、富山湾が見えてきました。



橋を渡って、旧新湊市街地に入ると15km、この5kmは27分15秒。このペースでできれば、最後まで行きたい。そんな気持ちで走っていきます。

新湊高校のそばを通過。
1986年春の甲子園での新湊旋風は、子供の頃、強い印象が残っていたので、感慨深かったです。



沿道の応援も、甲子園と同様に、水色のハタキを振っての応援で、ちょっと感激しました。



甲子園での新湊高校の応援風景
今回の富山マラソンは、1986年の新湊旋風以来の富山県内の盛り上がりではないだろうかと思ってきました。


コースは海沿いに入りましたが、風もなく、走りやすいコンディションです。


景色も開けてきて、ゴールのある富山市内も米粒のようですが、見えます。



新湊漁港に入り、ここで給食ポイントがあります。



白エビの天むすは、エビが苦手なのでスルーしましたが、トマトやかまぼこなどを頂きました。



エイドを過ぎると、今大会の最大の難所であり、最高の絶景ポイントである新湊大橋が近づいてきました。


悪天候の場合、この新湊大橋ではなく、サブルートを通ることになっていたのですが、本日は、晴天で無風ということで、予定通り新湊大橋を渡ることになります。


ループ橋で、じわり、じわり上っていきます。


結構、遠くまで走っているランナーが見えているので、なかなか上り坂が終わらないもどかしい感じですが、踏ん張って上って行きます。

海王丸パークの帆船が見えて、景色もだんだんよくなっていきます。


坂の途中で、20km通過。この5kmは上りもあり、28分35秒。想定内です。








そして、長かった上り坂が終わり、中間点を通過。1時間55分。サブ4の可能性を残して、後半戦に入ります。




富山市内を一望できる景色を見ながら、下っていきます。


スピードの出し過ぎに気をつけながら、下っていきました。


橋を下り終わると、急に足が重くなってきました。
ペースも明らかに落ちていると実感できました。


踏ん張りどころで、踏ん張れないもどかしさを感じつつ、走っていきます。



25km地点までの5kmは、29分ちょうど。サブ4は厳しくなってきました。


ここからは、来週もフルマラソンを走るので、サブ4を諦め、ペースを落とし、富山マラソンを楽しむことにしました。


コースは田園地帯に入りましたが、所々で面白い衣装での応援や、馬に乗った応援もあり飽きることは、ありませんでした。


27キロ過ぎの給食では、ます寿司がありました。


酢メシは、ランニング中に合うということがわかりました。
ここで、ゆっくり食べ物をとったことによって、体力は回復してきました。


田園地帯、多少風が吹いてきましたが、横風や追い風気味で、風の影響はほとんどなく進んで行きます。

30kmまでの5kmは33分台。ウルトラマラソンペースになりました。



上半身は元気だけど、足が動かない、ちょっともどかしい状況のなか、キロ6分半ペースで進んで行きます。

給食の羊羹を頂いて、ますます元気になったのですが、足がどうも動かないままです。

長かった田園地帯のコースが終わり、富山の市街地が徐々に近づいてきました。

沿道の応援も増え始めて、ゴールが近づいてきたことを感じます。
新幹線の高架の下を抜けて、35km地点通過。この5kmも33分台。遅いペースで安定してきました。


呉羽丘陵を越えると、路面電車が見えてきました。

あと5km。いよいよ終わりが近づいてきました。

遅いペースで安定してしまいましたが、体力的には元気です。


給食もしっかりとって、ゴールを目指します。


途中、路面電車とすれ違ったり、立山連峰を眺めたり、富山を満喫しながらの終盤です。





神通川を渡ると、富山市の中心部に入りました。


富山城を前方に見ながら、富山駅方面に向かいます。



路面電車の通る街、欧州のような雰囲気もあります。
そんな中、残り3キロを切り、ペースを上げて行きます。





富山駅近くで、40km通過。この5kmも33分台。このペースで安定してしまいました。
それでも、先月の別海町パイロットマラソンのタイムは、上回りそうです。


あとは、しっかりこのままのペースで走りきるだけです。



細かなアップダウンが続いた後、ゴールの環水公園が見えてきました。

富山商業の硬派な応援団が、最後の力の後押しをしてくれました。



最後は緩やかなカーブにたくさんの沿道の応援、音楽、そんな中をゴールしました。


4時間12分37秒(ネットタイム)終わってみれば、ちょうどキロ6分ペースでした。


不調が続いて、なかなかサブ4で走れなくなりました。
しかし、今回は体力的には余裕を持ってのゴールで、足が動かなかったのは、練習不足が原因なので、あともう少し走りこみができれば、回復できる見通しはついたので、少し光が見えました。





完走メダル、バスタオル、ドリンク、バナナを頂いた後、体育館の地下で荷物を受け取り、体育館で着替えて、会場を後にしました。





レース後は、富山ブラックラーメンで一杯。至福の時です。


駅では、ハロウィンのかまぼこを買って、満員の新幹線はくたかに乗って東京に戻りました。




私は長野出身ですが、隣県の富山県は近くて遠い街でしたが、新幹線でとても身近になりました。

富山県は、金沢に比べるとどこか控えめなイメージがありますが、今回の富山マラソンでは、底力を見せつけられたような気がしました。

LAP TIME
  0-  5km 26:21 (5:16.2/km)
  5-10km 26:28 (5:17.6/km)
10-15km 27:15 (5:27.0/km)
15-20km 28:35 (5:43.0/km)
20-25km 29:00 (5:48.0/km)
25-30km 33:09 (6:37.8/km)
30-35km 33:55 (6:47.0/km)
35-40km 33:29 (6:41.8/km)
40-Finish 14:25 (6:34.1/km)

前半 1:55:00 (5:27.1/km)
後半 2:17:37 (6:31.4/km)

ネットタイム 4:12:37 (5:59.2/km)
グロスタイム 4:13:28 

参加賞・完走賞:Tシャツ、バスタオル、ドリンク、バナナ、完走メダル

総合成績 結果
男子
1 藤原 新 2:17:05 (3:14.9/km)
  0-  5km 16:27 (3:17.4/km)
  5-10km 16:08 (3:13.6/km)
10-15km 16:06 (3:13.2/km)
15-20km 16:33 (3:18.6/km)
20-25km 16:08 (3:13.6/km)
25-30km 16:10 (3:14.0/km)
30-35km 16:18 (3:15.6/km)
35-40km 16:10 (3:14.0/km)
40-Finish 07:05 (3:13.6/km)

前半 1:08:51 (3:15.8/km)
後半 1:08:14 (3:14.1/km)

2 横峯 英実 2:21:40 (3:21.4/km)
  0-  5km 15:39 (3:07.8/km)
  5-10km 15:34 (3:06.8/km)
10-15km 15:41 (3:08.2/km)
15-20km 16:17 (3:15.4/km)
20-25km 16:00 (3:12.0/km)
25-30km 16:31 (3:18.2/km)
30-35km 17:21 (3:28.2/km)
35-40km 19:36 (3:55.2/km)
40-Finish 09:01 (4:06.5/km)

前半 1:06:45 (3:09.8/km)
後半 1:14:55 (3:33.1/km)

3 早坂 光司 2:22:19 (3:22.4/km)
  0-  5km 16:44 (3:20.8/km)
  5-10km 16:32 (3:18.4/km)
10-15km 16:26 (3:17.2/km)
15-20km 16:55 (3:23.0/km)
20-25km 16:36 (3:19.2/km)
25-30km 17:03 (3:24.6/km)
30-35km 17:18 (3:27.6/km)
35-40km 17:17 (3:27.4/km)
40-Finish 07:28 (3:24.1/km)

前半 1:10:19 (3:20.0/km)
後半 1:12:00 (3:24.8/km)

4 上條 晃良 2:24:32 (3:25.5/km)
5 藤松 利之 2:28:59 (3:31.8/km)
6 井水 啓人 2:30:34 (3:34.1/km)
7 網谷 直紀 2:31:59 (3:36.1/km)
8 東本 裕斗 2:32:39 (3:37.1/km)
9 山﨑 崇史 2:33:09 (3:37.8/km)
10 大野 颯 2:34:18 (3:39.4/km)

女子   
1 野尻 あずさ 2:46:39 (3:57.0/km)
  0-  5km 18:36 (3:43.2/km)
  5-10km 18:40 (3:44.0/km)
10-15km 19:07 (3:49.4/km)
15-20km 19:33 (3:54.6/km)
20-25km 19:58 (3:59.6/km)
25-30km 20:26 (4:05.2/km)
30-35km 20:51 (4:10.2/km)
35-40km 20:25 (4:05.0/km)
40-Finish 09:03 (4:07.4/km)

前半 1:20:21 (3:48.5/km)
後半 1:26:18 (4:05.4/km)

2 佐々木 寿子 2:54:33 (4:08.2/km)
3 佐々木 英里 2:55:27 (4:09.5/km)
4 湊  由美子 2:58:28 (4:13.8/km)
5 坂上 由美子 2:58:39 (4:14.0/km)
6 廣瀬  光子 3:00:18 (4:16.4/km)
7 森田 真理子 3:01:08 (4:17.6/km)
8 倉橋   郁 3:05:22 (4:23.6/km)
9 坂口   瑛 3:05:32 (4:23.8/km)
10 大谷 祐美 3:09:33 (4:29.5/km)

公式HP http://www.toyamamarathon.com/

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マラソンの記録

【フルマラソン】

◆男子世界記録 2時間00分35秒 ケルビン・キプタム(ケニア) 2023年10月 シカゴマラソン (2分51秒5/km)

◆男子日本記録 2時間04分56秒 鈴木 健吾 2021年2月 びわ湖毎日マラソン(2分57秒7/km)

◆女子世界記録 2時間11分53秒 ティギスト・アセファ (エチオピア) 2023年9月 ベルリンマラソン (3分08秒/km)

◆女子日本記録 2時間19分12秒 野口 みずき 2005年9月 ベルリンマラソン (3分18秒/km)

◆自己記録  3時間37分32秒 2013年12月 青島太平洋マラソン(5分09秒/km)


【100km】

◆男子世界記録 6時間09分14秒 風見 尚 (日本)  2018年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分42秒/km)

◆女子世界記録 6時間33分11秒 安部 友恵 (日本) 2000年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン (3分56秒/km)

◆自己記録 12時間13分41秒  2009年6月 サロマ湖100kmウルトラマラソン(7分20秒/km)

記録

【ハーフマラソン】
◆男子世界記録
 57分31秒 ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ) 2021年11月(ポルトガル・リスボン)(2分43秒6/km)
◆男子日本記録 1時間00分00秒 小椋 裕介 2020年2月(香川丸亀国際ハーフ)(2分50秒6/km)
◆女子世界記録 1時間02分52秒 レテセンベト・ギデイ(エチオピア)2021年10月スペイン・バレンシアハーフマラソン (2:58.8/km)
◆女子日本記録 1時間06分38秒 新谷仁美 2020年1月 米国・ヒューストンハーフマラソン (3:09.5/km)
◆自己記録  1時間37分12秒 2013年11月 江東シーサイドマラソン(4分36秒/km)